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「小商い繁盛の6つのレシピ」

「経験から培ったもの」

タガイワークスは、2008年より個人事業主として活動しています。

548722_420248148022883_947592913_n自身が、小商い事業者として約10年近く活動を行っていく中で、
おかげさまで大手企業から中小企業、行政や学生さんまで、
幅広く、たくさんの方々とお仕事をさせてもらってきました。

起業時は、「えいや~!」で計画性もなく、若さと勢いだけでした。
とにかくホームページを作り、営業して、身を粉にするような価格で仕事を取っていたことを思い出します。
当時の思い出といえば、やっとの思いでお客様とのアポを取ったのに、
アポ先へ行くための電車賃がなかったことがありました。(笑)

とにかくがむしゃらにやみくもに最初の3年間は突っ走りました。
今では大阪市中央区で事務所を構え、
小規模ながらも事業を継続することが出来ています。

約10年必死で勉強と経験を積んできました。
人脈も増え、様々な助言をしてくれる仲間にも恵まれました。
事業計画も作り、中長期計画も立てました。
順風満帆に事業主生活を送っているにもかかわらず、
なんとなく言いようのない引っ掛かりを感じるようになりました。

引っ掛かりが何なのか自分に問うてみました。
様々な考えや想いが入り乱れ、頭がぐちゃぐちゃになりました。
「このままでいいのか?」
「俺は何のために仕事をしているのか」
「誰に喜んでもらいたいのか」
などなど、頭を巡ります。

結局のところ、
仕事に対する「ミッション」や「自身がどういった人生を歩みたいか」が抜け落ちていたのです。

そこから長い時間をかけてミッション、ビジョン作りをしてきました。
コツコツと1年ぐらいかけて作成しました。
自分のルーツを探り、これから先を見つめ、今何をしたいのかを導き出します。
少しずつビジョン、ミッションが見えてくるにつれて、
心の引っ掛かりがなくなってきました。

そこで気づいたこと。
小規模事業主こそ、明確なビジョンやミッションが必要である。
明確なビジョンやミッションがあって初めて共感を生む。
共感した顧客が集まればそれはコミュニティーとなる。

「ずれを意識しだした」

10678869_752414104806284_2657124145769963375_nずいぶんと自身のビジョンやミッションが固まってきた頃、
引っ掛かりのもう一つの原因が見えてきました。
自分の仕事が、短絡的にお客様の売上を伸ばす事だけにフォーカスしているのではないか?
と思えるようになってきました。
資本主義経済なんだから当たり前でしょ!って言われます。
それほんとかな~って。

これまでの日本とこれからの日本って大きく異なると思うのです。
その大きな変化のちょうど中間に今位置していると思うのです。

これから先、日本社会が抱える問題は様々です。
2100年の総人口は5000万人を割るといわれています。
2060年には日本の空き家率は50%を超えるといわれています。
2025年には日本人の中位年齢は50歳越えといわれています。

データだけを見て、資本主義の考え方にのっとって考えると、
日本は市場としては魅力を失う一方と考えられます。
だから海外に目を向けようよ!インバウンドだよ諸君って言われればいわれるほど
ますますほんとかな~って?
私たちはもともと生活者であり消費者です。

いくらWEBやITが発達しても、
お気軽に、では海外に行ってきま~す。とはいかないものです。
いくら目先のデータで人口が減るってわかっていても、高齢化するってわかっていても、
社会的な問題の解決と事業と生活を切り離しては考えられません。

取り巻く環境が目まぐるしく変化している状況、
しかも圧倒的にネガティブな情報が多い中で、
拡大成長だけが、幸せに心豊かに人生を過ごす手段なのか?
家族と幸せに生きるために、
規模を大きくして従業員をたくさん雇って毎年昨年対比を上げることが直結するのか?
そんなことないんじゃないか!と思いました。

経済が縮小するなら、昔に戻ればいいじゃないか?
価値観を共有できる消費者と事業主が循環する。
そんな仲間が集まった町を作ればいいじゃないか?
自社のこだわりやサービスに共感してくれる生活者がお互いに価値を交換することで成り立つ
循環型経済は目指せないのだろうかと考えるようになってきました。

「本当にやりたいこと」

1380640_579799122067784_632543455_n消費者でもあり事業者でもあるクライアントが、
顧客としっかり共感しあって、継続的に事業を行っていき、
それがみんなのHAPPYに繋がるコミュニティーを形成する。
その為のお手伝いをしたい。そう強く思うようになりました。

私が提供するメニューは、全て今現在私が継続して行っているリアルメニューです。
失敗もたくさんしてきました。効果も出してきました。
そこで培ったもの。
「小商い=共感コミュニティー作り」
自らも地域コミュニティーの消費者であり生活者であるという視点から、
地域コミュニティーに積極的に参画するだけではなく、
自らが価値観を共有するためのコミュニティーを構築すべきだと考えています。

今回、ホームページを3年ぶりにリニューアルするにあたって、
夢や思いをもって小商いを始めようとしている、もしくは初めて間もない方へ向けて、
「小商い繁盛の6つのレシピ」として具体的な策をお伝えしていくことにしました。

加えて私が参画しているプロジェクトをリアルタイムで紹介していくことで、
「小商い=共感コミュニティー作り」
が正しいということを証明し続けていこうと考えています。
私は実験的にいくつかのコミュニティーモデルを作っています。
それぞれ、タイプの異なったコミュニティーです。

それぞれの取り組みが少しでも「心の豊かな生活」に貢献できれば幸いです。

TAGAIWORKS 代表 原 太雅

2016年5月3日

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